Tech Notes

Netscope API Protectionを使用してGoogleドライブ共有をリアルタイムで制御

misman 2024. 8. 8. 14:03

こんにちは。
今日は、次の要件をネットスコープで実現してみたいと思います。

  • ユーザーがMy Driveにファイルをアップロードして誰かと共有したら、すぐその共有を取り消す
  • ユーザーが許可された共有ドライブを除き、すべての共有ドライブにファイルをアップロードして誰かと共有したらすぐその共有を取り消す

上記の要件をNetskopeで実現することはできます。これらのファイルを基に共有を制御することは、インラインモードではなく、API Protectionを利用する必要があります。その中でもClassicではなくNext-Genを利用します。

1. マイドライブにあるファイルの共有を自動的に取り消す

次のように、各ユーザーが自分のMy Drive(個人ドライブ)にファイルをアップロードし、他のユーザーと共有する場合は、その共有をすぐに取り消すAPI Protectionポリシーを作成します。

My Driveにアップロードされたファイルの共有を取り消すAPI Protectionポリシー

 

それではテストしてみましょう。私の個人用ドライブの中にあるファイルを他のユーザーと共有しました。

My Driveのファイルを他のユーザーと共有

 

共有すると、次のようにファイルの共有がすぐ取り消されます。

Netskopeによってファイル共有がすぐに取り消される

 

Application Eventに次のようなログが記録されます。

Application Eventのログを確認

 

2. 許可されたドライブ以外のすべての共有ドライブにあるファイルの共有を自動的に取り消す

次の要件である許可している共有ドライブを除いて、すべての共有ドライブにあるファイルを誰かと共有するとすぐにその共有を取り消す方法をご紹介します。これも次のようなポリシー1つで実現できます。ここではSharedDrive1を除外処理(exclude)しました。

Shared Drive1を除くすべての共有ドライブにあるファイルの共有を取り消すポリシー

 

それでは、早速テストしてみましょう。次は、SharedDrive2(許可されていないドライブ)にあるファイルを他のユーザーと共有したときの画面です。

SharedDrive2にファイルを他のユーザーに共有する

 

たが、次のように1秒で共有が取り消されたことが確認できます。

Netskope API Protectioにて共有がすぐ取り消される。

同じくApplication Eventにログが残されます。
Application Event ログ

 

アラートも確認しましょう。

Alert 詳細

 

このような要件をポリシー2つだけで簡単に実現できるのがNetskopeのメリットではないでしょうか。ぜひご活用お願い致します。